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出典: Infonet Lab

研究室概要

近年、半導体の集積度が向上したことによって、様々な情報機器の性能が飛躍的に向上し、 従来は不可能であった複雑な情報処理が可能となり、 結果として私達の生活は非常に便利なものとなりつつあります。 特に、ディジタル信号処理技術の進歩には目覚しいものがあり、 それにより、無線/有線ネットワークの通信速度が向上し、また、 画像や音声の符号化といったマルチメディア処理の性能も改善され、これらが相俟って、 携帯電話を利用して動画像を見ることが可能となっております。 また、パーソナルコンピュータの利用に目を向けると、 無線 LAN による通信速度の向上も著しく、 Youtube やニコニコ動画といった動画配信サイトをワイヤレス環境において閲覧することも可能となり、 さらに、新幹線車内や航空機内からのネットワーク接続も実現されています。 もちろん、我々の日常生活に直接関わる応用だけではなく、災害対策、 緊急時のネットワーク等にも大きな技術革新が為されています。

このように、ここ数年の技術革新は誰もが予測できない程の速度でしたが、 これを支えていた半導体の集積度の向上に限界が見えてきた今では、 従来とは異なる方針で性能向上を実現する手法を検討しなければなりません。 特に、最近は”エコ”という言葉をよく耳にすると思いますが、 エネルギー消費を削減するということは全世界に共通の重要な課題であり、 電力あたりの性能を向上させることが非常に重要となってきております。 そのため、本研究室では、従来は個別に研究されることが殆どであった、 通信、ネットワーク、メディア処理を統合的に扱い、 目的とする応用において最も効率的な方式はどのようなものであるかを考え、 上述の観点からディジタル信号処理システムの性能を飛躍的に向上させることを目指しています。 また、より最適なシステムを構築するためには、 目的とする応用を実現する方式やアルゴリズムを検討するだけではなく、 どのように実装するのかという実装方式をも検討する必要があります。 一般に、このようなディジタル信号処理システムは、 携帯端末や車載機器のような組込みシステム上に実現されることが圧倒的に多いため、 上述のような複数の分野にまたがる応用の実現方式やアルゴリズムを、 組込みシステムにおいて実現可能か、 あるいはその場合の消費電力等の効率はどのようなものかといった観点からの評価も行いつつ研究を行っています。

本研究室では、上述のような方針で主として以下のテーマに関して研究を行っており、 研究活動を通じて、通信、ネットワーク、メディア処理に精通し、 これらが組み合わさった応用分野においてその実現方式やアルゴリズムだけではなく、 実装方式をも検討可能な、世界をリードできる多角的な技術を有した人材を育てることを目指しています。

  • ディジタル放送
  • リニア新幹線向け次世代高速通信方式
  • 携帯端末
  • 無線マルチホップネットワーク
  • 衛星通信
  • センシング
  • 遠隔操作

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